毎年春先になると、花粉症に悩まされる人が大勢います。日本ではここ20年ほどの間に花粉症の人が増加しており、その数は日本人口の20%弱、1500万人前後にも上るといわれています。 花粉症を改善するには、まずきちんと病院で診てもらいましょう。花粉症の症状は風邪とまぎらわしいものもありますので、風邪や他のアレルギーではなく花粉症かどうか、花粉症なら何の花粉による花粉症なのか、症状の程度などを調べてもらうことによって治療の方法が決まるからです。 花粉症になると、くしゃみや鼻水が出たり、鼻がつまったり、目がかゆい、涙が出る、目がゴロゴロする、などの症状が現われます。いつも目や鼻がグシュグシュしているので集中力が低下したり、体がなんとなくだるかったりして、「花粉症のシーズンになるとユウウツだ」という人も多いようです。そのほか、のどや皮膚のかゆみ、咳、頭痛、微熱が出る、などの症状がみられることもあります。 |
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花粉症の治療の基本は薬物療法。花粉症のシーズンに入って、症状がひどくなってから病院へ行き、薬を飲み始める人が多いようですが、花粉が飛び始める前に医療機関を受診し、シーズンの1~2週間ほど前から自分にあった薬を飲むようにすると、症状を軽減させることができるのです。
当院では副作用を考慮して、ステロイド注射による花粉症治療は行っていません。 服薬治療でも充分効果が見込めますので、症状がひどい方もまずはご相談ください。 |
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